家でずっと眠っていた古い楽器や機材、どうやって処分しようか迷っていませんか?
今回、部屋の整理も兼ねて、全く使っていなかった古いギターを思い切って手放すことにしました。
少しでも高く売るならメルカリやヤフオクという選択肢もありますが、色々と面倒なことも多そう…。そこで今回は、手間をかけずにさくっと処分できそうな「出張買取」を実際に依頼してみました。
今回買取に出したギターのスペックと状態
今回私が売った楽器は、「fender ST-CHAMP 10 (後期型のやつ)」です。
ケースや付属品は揃っており、アンプに繋いで音が出ることは確認済みです。ただし、四角い9V電池が手元になかったため、内蔵スピーカーから音が出るかは確認していません。
古いものなので、多少の使用感やキズはある状態で、決して美品とは言えません。

出張査定の申し込みから当日の対応まで
今回は、自宅まで来てくれる「出張査定」をしてくれる某業者にお願いしました。(査定額をリアルに記載しているので、この業者!とは特定しません。)
バイセル、楽器の買取屋さんなど、色々と出張買取をしてくれる業者がありますが、基本的にはどこも同じだと思います。
スピーディーな対応と安心の査定
対応は非常にスピーディーで、ウェブから申し込みをした次の日には査定に来てくれました。もちろん出張査定は無料です。
無理やり買い取ろうとする、いわゆる「押し買取」をされることもなく、査定員がその場で状態をしっかりと見て、「売れるか?」「売れるとしたらいくらになるのか?」を明確に判断してくれました。
意外なメリット?ジャンク品も無料で引き取り
査定員の対応は親切で明朗でした。色々と相談に乗ってくれて、メインのギターだけでなく、手元にあった他のジャンクっぽい機材も一緒に見てくれました。
ジャンク系の機材は基本的に値段がつきませんでしたが、一部値段がついたものもありました。
何よりありがたかったのは、粗大ごみとして捨てようと思っていた機材を無料で引き取ってくれたことです。粗大ごみを出すのにも手間とお金がかかるため、これは嬉しいポイントでした。
査定員の視点は「市場ニーズ」
今回の査定員は、ゴリゴリのミュージシャンというわけではなく、楽器やオーディオにそこそこ詳しい方という印象でした。
そのため、査定の視点も「市場でのニーズがあるか?」という現実的なポイントを重視しているように感じました。いくらビンテージであったり、元値が高いものであっても、「人気がない」「求めている人がいない」という状況であれば、査定額は安くなるそうです。
私が持ち込んだST-CHAMPも、「色や形が今の流行りではなく買い手が付きにくい」「ミニギター自体の需要が少ない」「他にも安くて良い製品がたくさん出ている」といった理由から、厳しい評価となりました。
気になる査定額は…?メルカリとの比較シミュレーション
出張買取の利便性は理解できたものの、やはり最も気になるのは「実際にいくらで売れたのか」という査定額です。
「もし私が自分でメルカリに出品していたら手元にいくら残ったのか」についても合わせて考えてみました。
衝撃の査定額とフリマアプリの相場
気になる今回の査定額ですが、なんと3000円でした。
正直、「安っ!」と思いましたし、売る私としては「もっと高く売りたかった」という気持ちがないわけではありません。
メルカリやヤフオクなどのフリマアプリを見ると、同じ機種が2万円から5万円で出品されていたりもします。
フリマアプリで売る場合の手間とリスク
それなら自分でメルカリで売ればいいのでは?と思うかもしれませんが、私はそうは思いませんでした。なぜなら、そこには大きな手間とリスクが存在するからです。
まず、梱包と配送の手間が非常に面倒です。ギターは精密機器なので、配送中に壊れてしまっては元も子もありません。ハードケースならまだ安心ですが、今回はソフトケースだったため、かなり気を使って梱包する必要があります。専用の梱包資材を用意するコストもかかってきます。
そして何より心配なのが、売却後のトラブルです。電子機器には「音鳴らなかった」「ガリが出るなんて聞いていない」といったクレームのリスクが付きまといます。私はギターのプロではないため、内部の配線や指板、ネック、ボディの正確な状態までは把握しきれていません。
こうした梱包コストやトラブル対応のリスクを考えると、個人で売るには相応の知識と覚悟が必要だと感じます。
メルカリ販売の利益シミュレーション
具体的に、メルカリで売れた場合をシミュレーションしてみます。専用のギター用ダンボール一式を購入し、180サイズで発送すると想定します。
ちなみに、一番痛いのが「梱包資材」と「配送料」です。
段ボールに関しては「ギター専用」みたいなのが売っているので、それを買うのがいいかな?と思います。だいたい2,500円〜3,000円くらいで売っています。今回はソフトケースってこともあり、やっぱりトラブルが怖いので。
そして、緩衝材のプチプチも買わなきゃいけない。地味にコストになります。1,000円くらい。
配送料に関しては、運送会社によってそもそも「送れない」事もあります。
- ヤマト運輸:ソフトケースは取り扱ってくれないかも? ヤマトのFAQに「楽器専用のハードケースによる梱包がされていれば、発送できます。」と明記されている。
- 郵便局ゆうパック:170サイズ(荷物の縦・横・高さの合計が170cm以下)に限られる。ギター専用の段ボールは180サイズ以上が多いから微妙。
- 佐川急便:飛脚ラージサイズ宅配便なら「260サイズ」まで配送可能。たぶんギターを送るならこれしかないのかな?
料金は、佐川の飛脚ラージサイズ宅急便のシミュレーションでみると、
- 東京〜大阪で「3,660円」
- 東京〜神奈川だと「2,890円」
- 東京〜福岡だと「4,300円」
大きさや距離によって、かなり変わるので注意が必要ですね。
さて、売れた金額別に対する利益はどんな感じ?
さて、実際どんな利益になるのか?
送料に関しては、出品者側の負担として「3,500円」でシミュレーションしてみます。
実際は送料別にした方がいいですが、買い手としては送料を含めた購入金額の視点で見るので、とりあえず送料込みで。
もし2万円で売れた場合、
・販売価格:20,000円
・メルカリ販売手数料(10%):2,000円
・配送料:3,500円
・梱包資材費:3,500円
・手元に残る利益:11,000円(利益率 55.0%)
この場合、手元に11,000円ほど残ります。買取の3,000円と比べると、2万円ですぐに売れる確証があるなら、少し頑張ってフリマで売る価値はあるかもしれません。
もっと高く、4万円で売れた場合はどうか?
・販売価格:40,000円
・メルカリ販売手数料(10%):4,000円
・配送料:3,500円
・梱包資材費:3,500円
・手元に残る利益:29,000円(利益率 72.5%)
ここまで高額で売れると、ちょっと頑張ってもいいかな?と思いますね。
しかし、売れるかどうかの保証はありません。もし売れ残って1万円に値下げしたとすると、以下のようになります。
・販売価格:10,000円
・メルカリ販売手数料(10%):1,000円
・配送料:3,500円
・梱包資材費:3,500円
・手元に残る利益:2,000円(利益率 20.0%)
ここまで下がると、利益は2,000円程度になってしまいますね…。
手軽に売るなら「出張査定」の一択だと思った
トラブル対応や手間ひまを考えると、売れるかわからない機材をずっと抱え込んでいるよりも、さっと現金化してしまった方が楽なこともあります。
今回はギター自体に強い思い入れもなく、置いておくだけで邪魔になっていたので、私は手っ取り早く現金化する道を選びました。結局のところ、売りたいものが自分にとってどんな存在なのかによって、ベストな選択肢は変わってくるのだと思います。
ちなみに、今回の出張査定は「その場で引き取り、現金を手渡し」というシステムでした。一旦持ち帰って後日銀行振込、といった面倒なタイムラグがないのは非常に良かったです。
宅配買取(送るだけ査定)の罠
よく「箱に詰めて送るだけ!」と謳う宅配買取を見かけます。私も最初はそれを検討したのですが、よく考えると「提示された金額に納得できず、やっぱり売らない」となった場合、返送料がこちら持ちになるケースが多いのです。
送るのは無料でも、キャンセル時の返送にお金がかかるとなると、実質的に「送ってしまったら、その査定額に従うしかない」という心理的なプレッシャーがかかります。これは少しリスキーですよね。
また、なぜその査定額になったのかという疑問に対して、すぐに答えてもらいにくい(そもそも答えてくれるのかわからない)というデメリットもあります。
まとめ:不用品の処分は出張査定が正解!
出張査定であれば、自宅で無料で査定してくれて、疑問があればその場で質問できます。
提示された金額を見て、売るか売らないかをその場で自由に決めることができ、キャンセル料もかかりません。おまけに、粗大ごみに出そうと思っていたものまで引き取ってもらえる可能性すらあります。
不要な楽器や機材を手間なく安全に手放したいなら、出張査定を選ぶのが正解だと言えます。
